初づくしのマー君「幅広い投球できた」 初安打は「みんなから打て、と」

[ 2014年5月15日 11:56 ]

メッツ戦の9回、メジャー初安打となる中前打を放つヤンキース・田中将
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インターリーグ ヤンキース4―0メッツ

(5月14日 ニューヨーク)
 “初づくし”の試合だった。伝統ある「サブウェイシリーズ」初登板のヤンキース・田中がメッツ打線を4安打に抑え、メジャー初完投初完封、そして9回の打席ではメジャー初安打も記録した。

 「とても、うれしいです。(初ヒットは)打席に向かう前に、みんなから“打てよ”と言われたていたので…うれしいですね」。背番号19は、はにかむような表情を浮かべた。

 「球数を抑えて長いイニングを投げることを考えていた」という右腕。7回までに7三振を奪いながら球数は92球。最終的にはメジャー自身最多の114球を投げたが、最後までマウンドに立ち続け、「バランスよく、いいフォームで投げられたらと思っていた。うまく打者との駆け引きもできたし、幅広い投球ができたと思います」と胸を張った。

 これで開幕から無傷の6連勝。先発陣の離脱が相次ぐ中で黒田とともにローテーションを守り、そして勝ち続けている田中。「シーズンは長いので1試合1試合、勝つことを目標に頑張っていきたい」快挙の余韻に浸ることなく、次戦へ視線を向けた。

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