広島　延長は今季５戦５勝　強力救援陣が原動力

＜広・神＞１２回、梵（６）のサヨナラ弾に九里（右から５人目）ら広島ナインは大喜び

セ・リーグ 広島２―１阪神

（5月13日 米子）
　首位・広島がチームの勢いを象徴するようなサヨナラ勝ち。これで今季延長戦は５戦５勝で、サヨナラ勝ちは４度目となった。

　１１年８月３０日のヤクルト戦から１３年４月１６日のＤｅＮＡ戦まで１８戦連続未勝利と延長戦は大の苦手としていた時期もあったが、救援が安定している今季は違う。この日も８回から勝ちパターンの中田、永川、一岡に、足の故障で離脱しているミコライオの代役・フィリップスもつぎ込み、４人で５回１安打無失点に抑えた。

　耐えて耐えて負けがなくなった１２回裏、先頭打者の梵が甘く入ってきた変化球を振り抜き左翼スタンドへサヨナラアーチ。４月４日のＤｅＮＡ戦に続き今季２度目の劇弾となった。