ダル「あと1人」でノーヒットノーラン逃す またも9回2死から…

[ 2014年5月10日 12:23 ]

レッドソックス戦の9回、あと1人でノーヒットノーランを逃したレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ8―0レッドソックス

(5月9日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)がノーヒットノーラン達成の大記録を「あと1人」で逃した。

 ダルビッシュは9日(日本時間10日)、今季7試合目の登板となるアーリントンでのレッドソックス戦に臨み、9回2死までノーヒットノーランの快投。30人目の打者にヒットを許して大記録達成を逃したが、今季3勝目(1敗)をマークした。打線はマルティンの2号2ランなど大量得点で快投を後押し。レンジャーズは8―0で勝利を収めた。

 ダルビッシュは6回までに今季最多となる毎回の10三振を奪い、7回2死まで1人の走者も出さず。迎えた21人目の打者・オルティスが打ち上げた飛球は平凡な右翼フライと思われたが、二塁手の新人オドールが深追いして、ボールはオドールと右翼手・リオスの間に落ちた。両者ともにボールに触っておらず、大記録達成は思わぬ形で潰えたと思われたが、記録は右翼手・リオスの失策。完全試合は消えたものの、ノーヒットノーランへの挑戦は継続された。

 ダルビッシュは続くナポリに四球を与え、2死一、二塁としたが、続くサイズモアを右翼フライに仕留めてこの回を終了すると、8回にも先頭・ボガーツを四球で歩かせたが、後続はピシャリ。9回も先頭のペドロイアを三塁ゴロ、続くビクトリノを空振り三振に仕留めて、大記録まで「あと1人」とした。

 だが、30人目の打者となった3番・オルティスに右前安打され、偉業達成はならず。ダルビッシュはここで降板し、メジャー移籍後初となる完封も完投も逃し、8回2/3を投げ、2回から4回にかけて6者連続奪三振をマークするなど12三振を奪った。

 ダルビッシュは昨年4月2日にヒューストンで行われたアストロズ戦で9回2死まで14奪三振を奪い完全試合に抑えていたが、9番打者に中前打を打たれ、大記録を逃している。

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