マー君 負けない6戦4勝!前夜死闘のチーム救い首位奪回

[ 2014年5月4日 06:00 ]

制球に苦しみながらも要所を締め、4勝目を挙げたヤンキース・田中

ア・リーグ ヤンキース9―3レイズ

(5月3日 ニューヨーク)
 ヤンキース・田中が一昨年からのレギュラーシーズン連勝を「32」に伸ばした。メジャー6試合目の先発マウンドとなったレイズ戦。4回までにソロ2発を浴びるなど7安打で3点を失い、69球を費やす苦悩の投球だったが、そのまま崩れないのが“不敗男”だ。

 宝刀スプリットが低めに決まり出すと5回以降は1安打。7回を113球で投げ切り、その投球テンポでチームの逆転勝ちを呼び込んだ。さらに、オリオールズがツインズに敗れたため、一夜で首位の座を取り戻した。

 チームは前夜、5時間49分の死闘の末、レイズに敗れて今季初の3連敗で首位の座から陥落していた。さらに延長14回で救援の全投手を起用。この日の田中には、連敗ストッパーとしての役割以外に、救援陣に休養を与えるためにも、長いイニングを投げることが要求されていた。

 この日もクオリティースタート(6回以上自責点3以下)をクリアし、ベンチの期待に応えてみせた田中。今季6戦4勝という数字以上に、その存在感は増している。

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