日本ハム パドレス3A右腕獲得へ リリーフ陣緊急補強

[ 2014年4月21日 05:30 ]

 日本ハムが新外国人として、パドレス傘下3Aトゥーソンに所属するアンソニー・カーター投手(28)の獲得を目指していることが20日、分かった。入団交渉は最終段階で、近日中にも正式発表される見通しだ。

 開幕直後の3月末に、今浪との交換トレードでヤクルトから増渕を獲得したのに続く、緊急補強第2弾。カーターはメジャー経験こそないが、1メートル93の長身から威力のある球を武器とする右腕。昨季はレッドソックス傘下3Aでクローザーを任され52試合で2勝0敗24セーブ、防御率3・47をマーク。28歳と若いのも魅力で、環境を変えれば、飛躍的な成長を遂げる可能性も高い。

 日本ハムの救援陣は増井、宮西、新外国人クロッタが安定。インフルエンザに感染し、2軍で調整中の武田久の1軍再昇格も見えてきた。しかし、開幕投手を務めた吉川が2軍落ちするなど、先発陣は不安定。若い大谷や上沢が奮闘しているが、経験が浅いだけに、リリーフを充実させることで投手力アップを図る。

 ◆アンソニー・カーター 1986年4月4日、米国ジョージア州出身の28歳。05年ドラフト26巡目でホワイトソックス入り。メジャー経験はなく、13年からレッドソックス、今季はパドレスの傘下マイナーでプレー。3Aの通算成績は129試合で6勝8敗、防御率4・93。今季はパドレスのメジャーキャンプに招待され、6試合計5イニングで、0勝0敗、防御率12・60。1メートル93、97キロ。右投げ左打ち。

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2014年4月21日のニュース