マー君 圧巻の107球!8回0封で日米通算“30連勝”

[ 2014年4月17日 05:30 ]

<ヤンキース・カブス>8回2安打無失点奪三振10の好投で2勝目を挙げた田中

交流戦 ヤンキース3―0カブス

(4月16日 ニューヨーク)
 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)は16日(日本時間17日)、本拠地ニューヨークでのカブス戦に先発。メジャー最長となる8回を最多107球、2安打無失点10奪三振と圧巻の投球で2勝目を飾り、本拠地初勝利、さらにレギュラーシーズンでは2012年8月26日から負けておらず、3シーズンに渡り日米通算30連勝をマークした。

 進化し続ける「タナカ」の本領をニューヨーカーに見せつけた。許した安打は2回、そして7回にカブスが仕掛けたセーフティーバントによる内野安打2本だけで三塁を踏ませることはなかった。奪った三振は「10」を数え、まさに圧巻の投球を披露した。

 メジャー最長の8回に要した投球数は107。デビュー戦だった5日のブルージェイズ戦では、7回を97球、6安打3失点(自責2)8奪三振。9日のオリオールズ戦では7回を101球、7安打3失点(自責3)10奪三振。過去2試合と比べ、すべてがメジャー移籍後、最高といえる内容だった。

 これで、デビュー3試合で28奪三振。ヤンキースでは1987年にアル・ライターが記録した25奪三振を上回る球団新記録となった。

 先発予定だった15日(日本時間16日)のカブス戦が雨天中止となり、この日のダブルヘッダー第1試合にスライド先発した田中。ジャッキー・ロビンソン・デーのセレモニーも同日に延期され、背番号42の着用は第2試合となった。登板前日には、ツイッターで「高校時代以来のダブルヘッダーです」とコメント。中継ぎ陣に余裕を持たせる意味でも、終盤までマウンドを守った田中が、チームにもたらした功績は大きいものとなった。

 ▼田中将の話 結果としては凄く良かった。チームの勝ちにつながって良かった。ダブルヘッダーになったので、1試合目で早々に先発が崩れるわけにはいかない。その辺の仕事もできて良かった。

続きを表示

この記事のフォト

2014年4月17日のニュース