交流戦セ主催試合でDH 札幌Dで大谷リアル二刀流実現も

[ 2014年4月17日 05:30 ]

日本ハム・大谷。投手の時も札幌ドームで打席に立つ可能性が…

 今季の交流戦は、指名打者(DH)制を普段のリーグ戦とは入れ替え、セの主催試合で採用し、パの主催試合では解除することが16日、分かった。つまり、セの本拠でDH制が採用され、パの本拠では投手も打席に立つことになる。交流戦10年目の特別企画として行うもので、18日に正式発表される。

 今回の試みは普段見られない形式の試合をファンに提供することが目的。セの理事会から提案があり、14日の臨時機構理事会で12球団が承認した。DH制は交流戦が初めて実施された05年からパの主催試合のみで行われてきた。

 セ、パの主催試合でDH制を入れ替えることで、最大の注目となりそうなのが日本ハム・大谷。これまで大谷が投手として打席に立ったのは昨年6月18日の広島戦(マツダ)で「5番・投手」で先発出場した1試合のみ。今季は本拠の札幌ドームで投手として打席に立つ姿が見られる可能性がある。日本ハム・栗山監督は「翔平に関しては交流戦だけでなく、パ・リーグの試合でも(タイミングが合えば)打席に立たせたいと考えている」と話した。

 交流戦については、球界全体がファンを飽きさせない柔軟な工夫の必要性を痛感。これまでも活発な論議がなされ、現場からも(1)隔年でホームとビジターで3試合ずつ行う18試合制(2)一括開催ではなく前、後期に分ける、などの意見も出されていた。

 今季の交流戦は5月20日にパの本拠地6球場で開幕し、6月22日まで昨季と同様に各カード4試合(ホーム、ビジター各2試合)で、各チームが計24試合を戦い、計144試合を行う。

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2014年4月17日のニュース