マー君 8回無失点で2勝目!許したのは内野安打2本だけ

[ 2014年4月17日 04:42 ]

<ヤンキース・カブス>8回2安打無失点奪三振10の好投で2勝目を挙げた田中

交流戦 ヤンキース―カブス

(4月16日 ニューヨーク)
 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)は16日(日本時間17日)、本拠地ニューヨークでのカブス戦に先発。メジャー最長となる8回を最多107球、2安打無失点、1四球、10奪三振と圧巻の投球でホーム初勝利となる2勝目をマークした。

 メジャー初のスライド登板も苦にしなかった。予定されていた15日(日本時間16日)の試合が雨天中止。仕切り直しの登板となったが、晴天の本拠地で「タナカ」の実力を存分に見せつけた。

 初回、先頭のボニファシオがいきなりセフティーバントも、自ら冷静に処理。続くルジアーノには四球を与えたものの、3番・リゾ、4番・シューホルツをともに中飛に打ち取った。

 2回には1死から6番・レークが三塁線にセーフティーバント。田中が処理し、間一髪アウトの判定だったが、カブスの「チャレンジ」が成功し投ゴロ内野安打に。再三、揺さ振りをかけるカブスだが、田中は動じなかった。続くバルブエナ、オルトを連続三振に斬って取り、悠々とベンチに戻った。

 過去2試合は序盤に失点を繰り返していた。メジャーデビュー戦だった5日のブルージェイズ戦(トロント)では、7回を97球、6安打3失点(自責2)8奪三振で初勝利を飾ったものの、初回の先頭打者に被弾するなど2回までに3失点。本拠地デビュー戦となった9日のオリオールズ戦では7回を101球、7安打3失点(自責3)10奪三振で、勝ち負けはつかなかったが、2回に3ランを被弾した。

 だが、この日は“魔の立ち上がり”をクリアすると、エンジン全開。3回から4イニング連続で三者凡退に仕留め、6回までに許したのは内野安打1本、7奪三振と圧巻の内容で無失点投球を続けた。

 田中の好投に打線も応える。初回、2番・ベルトランが右越えに4号ソロを叩き込み先制。4回には1死満塁からアナの中犠飛で加点、5回にも1点を追加しリードを3点に広げた。

 田中は7回、先頭の3番・リゾにセーフティーバントを決められ、この日2本目の安打で無死一塁とされたが、後続を3人で抑えて得点を与えなかった。この回まで投球数は93球。田中は8回もマウンドに上がり、2者連続三振と捕ゴロに封じた。投球数はメジャー最多となる107球に達し、この回で“お役御免”となった。

 イチローは九回に右翼の守備に就き、打席には立たなかった。

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