中大・島袋 大学初Vへ自信「個人の成績は関係ない」

[ 2014年4月7日 05:30 ]

大学初優勝を目標に掲げた島袋

 東都大学野球の春季リーグ戦が7日、神宮球場で開幕する。今秋ドラフト上位候補に挙がる島袋洋奨投手(4年)を擁する中大は、第1試合でリーグ戦5連覇中の亜大と対戦する。第2試合は拓大と駒大が対戦する。

 島袋が迎える大学ラストイヤー。3年間で経験のない優勝だけを見据えている。開幕前日はランニングなど軽めの調整をこなし「ここまであっという間だった。チームとしてやるべきことはやってきた。楽しみな部分が大きい」と自信をみなぎらせた。

 興南(沖縄)では3年時に甲子園春夏連覇を達成したが、大学ではリーグ戦通算11勝17敗と納得できる結果を残せていない。そんな中、今季はエース兼主将としてチームを束ねる。「個人の成績は関係ない。優勝することだけが目標」と、自身の成績よりもチームの勝利だけを求めることを宣言した。

 開幕戦の相手はリーグ戦5連覇中の亜大。入学後、一度も勝ち点を奪ったことがないだけに「強い相手と初戦に当たれていい。挑戦者として気持ちで負けないようにしたい」。冬場は投げ急いでいたフォームの修正に着手し、手応えをつかんだ。秋田秀幸監督は「島袋は注目されて大変だと思うが、心配はしていない」と全幅の信頼を寄せる。高校時代に続く頂点へ、島袋が大学最後の春に臨む。

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2014年4月7日のニュース