履正社4強!溝田―永谷の継投「ちゅうちょなく代えられた」

[ 2014年3月31日 11:01 ]

準決勝進出を決め、笑顔で校歌を歌う履正社ナイン

第86回選抜高校野球大会・準々決勝 履正社6―2福知山成美

(3月31日 甲子園)
 3年ぶりの準決勝進出を果たした履正社の岡田監督は「昨年の悔しさを胸にやってきた。選手たちは本当によく頑張ってくれた」と話した。

 昨年は初戦で岩国商と対戦し、0―1で惜敗した。その反省を生かし、今年は昨年より3日早い大会5日前の16日に宿舎入り。打撃でも「1球目からフルスイングが基本」と積極的な攻めを心掛けてきた。「まだまだ本来の野球ができていない。もう一度考え直さなければならないと思っている」と表情を引き締める岡田監督だが、初回に1点を先制した2回、2死満塁で吉田のこの日2本目となる中越え三塁打と中山の左前打で4点を加える積極的な攻めを見せたことに関しては「2死からの1本が大きかった」と認めた。

 投げては溝田―永谷の継投が決まった。1回戦の都小山台戦で9回1死まで無安打の好投を見せたが、2回戦の駒大苫小牧戦では3回途中6失点ど大乱調だったが「この2日ほど、元の状態に戻ってきた。何とか粘り強く放ってくれた」と岡田監督。8回に1点1お失い、なお無死一、二塁の場面で、2回戦でロングリリーフで勝利たぐり寄せた永谷が登板。味方の失策などで1点は許したが無安打で2回を封じた。「2回戦では継投が遅れたので、きょうは早めに、ちゅうちょなく代えられた」と岡田監督も納得の表情だ。

 センバツは4年連続6回目の出場だが、最高は2011年、今年のベスト4。初の決勝進出へが「どちらのチームもレベルが高い。とにかくチャレンジャー精神でぶつかって行く」と意気込んでいた。

 ▼履正社・中山左翼手(4番で2安打2打点。2回の適時打に)「緩いカーブを、しっかり引きつけて打てた。あれで自分もチームも楽になれた」

 ▼履正社・永谷投手(8回途中から好救援)「球速は気にせず、打者を打ち取ることに専念した。自分でもいい投球だったと思う」

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