楽天 3年ぶり白星発進!則本10K初完投、稼頭央先制2ラン

[ 2014年3月28日 21:00 ]

<西・楽>力投する則本

パ・リーグ 楽天2―1西武

(3月28日 西武D)
 日本一連覇を狙う楽天が、開幕戦は3年ぶりとなる白星で好スタートを切った。2回に松井稼の右越え2ランで先制すると、2年連続で開幕投手を務めたエース則本が西武打線から10三振を奪い9回6安打1失点のプロ初完投で今季初勝利を挙げた。

 ヤンキースへ移籍した田中の後継者と期待される右腕が、チームに今季初白星をもたらした。初回、いきなり先頭の栗山にストレートの四球を与える不安の立ち上がりだったが、10三振を奪う力投。走者を背負っても伸びのある直球やフォークで要所を締めた。

 3回、熊代の適時二塁打で1点を失ったものの、8回2死二、三塁の場面では4番・浅村をフォークで詰まった右飛に。9回にも1死一、二塁のピンチを招いたが、炭谷をスライダーで遊ゴロ併殺に打ち取り133球を投げ抜いた。

 新人から2年連続で大役を担うのは2リーグ制となった50年以降は58~60年の杉浦忠(南海=現ソフトバンク)と59、60年の伊藤芳明(巨人)に続いて3人目。

 昨季はソフトバンク・摂津との投げ合い、7回途中4失点で敗戦投手となった則本だったが、西武・岸との投げ合いを制し重責を果たした。

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