佐野日大 延長サヨナラで智弁学園下す、センバツ初の8強進出

[ 2014年3月28日 16:19 ]

<佐野日大・智弁学園>10回裏(佐)2死満塁、小泉は左前サヨナラ適時打を放ち、雄叫びを上げ一塁に向かう

第86回選抜高校野球大会2回戦 佐野日大5―4智弁学園

(3月28日 甲子園)
 第86回選抜高校野球大会第7日は28日、甲子園球場で2回戦3試合を行い、第3試合は佐野日大(栃木)が、智弁学園(奈良)を5―4でサヨナラ勝ち、4回目の出場でセンバツ初の8強に進出した。

 初回、佐野日大は1死一塁から3番吉田の左二塁打で1点を先制(吉田は三塁狙うも走塁死)。エースの田嶋は序盤を1安打、3奪三振と上々の滑り出し。

 4回、智弁学園は2番大西が右前打と失策で二塁まで進むと、3番岡本の打席で三盗。1死後、4番吉岡の打席で捕逸があり同点に追いついた。この後2死一、二塁まで好機を広げるが勝ち越しならず。その裏、佐野日大は安打と犠打失策で無死一、二塁とし7番小泉が左前に落ちる適時打で勝ち越し、8番田村が右中間二塁打で2点を追加した。

 智弁学園は6回、失策により1点返し、8回には2番大西から6番岩田までの5連続単打で4―4の同点とした。9回には主砲の岡本がマウンドへきっちり3人で抑え今大会3度目の延長戦に入った。

 10回、佐野日大は無死満塁とし、5番田嶋、6番柿沢が空振り三振も7番小泉が左前にサヨナラ打を放って激戦を制した。初戦で12三振を奪った田嶋は10回を完投、153球を投げ9奪三振だった。

 1回戦で2本塁打した智弁学園の岡本はこの日4打数1安打1死球、田嶋には2三振を喫した。

 佐野日大は準々決勝で、29日の第1試合関東第一(東京)と明徳義塾(高知)の勝者と対戦する。

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