マエケン 5回1失点 開幕へ「結果が出たのでホッとしています」

[ 2014年3月15日 14:41 ]

<ロ・広>1失点の投球を見せた広島・前田

オープン戦 広島3―1ロッテ

(QVC)
 広島の前田が開幕に向けて順調な仕上がりを感じさせる投球を見せ、5回を65球5安打3奪三振、無四球の1失点にまとめた。

 前田は前回登板した9日のヤクルト戦では3回7安打6失点だったが、この日も前回同様、新球スプリットを要所で投じて伊志嶺から空振り三振を奪うなど開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。140キロ台の直球に110キロ~130キロ台の多彩な変化球を投げ分け、どれも低めに制球されていた。

 この日は「抑える感覚を思い出す」がテーマ。「前回からフォームを修正し、結果が出たのでホッとしています」と語った。

 立ち上がり、先頭の伊志嶺に右2を打たれ、井口にも低めに落ちる変化球を上手く拾われて中安と2本の安打を許したが後続を断ち、無失点。続く2回は角中のバットを折るなど三者凡退に抑えた。

 しかし、3回、死二塁で根元に粘られて甘く入ったスライダーをセンターへ適時安打を打たれた。4回も先頭の売出し中のルーキー井上に左安を許したが、1死二塁で清田の投ゴロを見事なフィールディングでさばき、飛び出した二走の井上を封殺、無失点でしのいだ。

 結局、5回を投げ切りマウンドを降りた前田だったが、前日に「しっかりイニングを投げて感覚を戻したい。走者を出した時にどう投げるか。その中で最少失点に抑えられたら」と語っていた通り、1失点を喫したが粘りの投球。開幕に向けて順調な仕上がりを見せるとともに結果もしっかりと残して見せた。

 21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で最後の仕上げを行い、28日の開幕中日戦(ナゴヤドーム)に臨む。

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2014年3月15日のニュース