成瀬 5回1失点も開幕に向けて順調な仕上がり

[ 2014年3月14日 15:11 ]

<ロ・オ>オリックス戦に先発した成瀬

オープン戦 ロッテ1―1オリックス

(QVC)
 ロッテの開幕投手が決定している成瀬がオープン戦2度目の先発のマウンドに上がり、5回60球を投げ、4安打1四球1失点だった。

 前回7日の阪神戦では4回3安打無失点と好投。今回もルーキーでドラフト2位の吉田とバッテリーを組んだ。4回は1死からT―岡田に130キロの真ん中高めの直球をライトフェンス直撃の二塁打、続く高橋に初球の128キロの内角直球をレフト線に適時安打を打たれたが、MAX131キロで打者を詰まらせたり、変化球を低めに集め、相手打者に的を絞らせない投球を見せ順調な仕上がりを見せた。

 試合後、成瀬は2戦連続となった吉田とのバッテリーについて試合前に「お前の感じた通りにいけ」と新人捕手にリードを任せてことを明かし、「肌で感じ取って欲しい部分もある。(5回)1失点は吉田もホッとしたんじゃないですか」とコメント。

 また、4回に打たれた高橋の適時打について「(吉田の)構えたところに投げた。吉田にとっても自分にとってもシーズンに向けていい確認になった」と振り返った。

 成瀬の後には開幕ローテーションに入る古谷と、先発6番手が有力な藤岡がともに2回無失点に抑えた。

 古谷は「寒かったけど、体は動いていた。登板がずっと雨で流れて長いイニングを投げ
ていない。きょうも2回なので、長いイニングで自分の力を出していければ」と振り返り、藤岡は「テンポ良くいこうと心掛けた。ストレートでファウルも取れていたし、球は走
っていたと思う」と語っていた。

 伊東監督は投手陣に「成瀬も仕上がってきているし、古谷と藤岡も非常に内容が良かった。藤岡は制球に自信を持ってきているのかテンポが良かった。ずっと結果を出していますから(開幕ローテーション6番目の)候補として考えています」と評価していた。

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2014年3月14日のニュース