メッセンジャー「順調」 今季最長3回1失点4K

[ 2014年3月6日 07:04 ]

<ソ・神>力投するメッセンジャー

オープン戦 阪神0―6ソフトバンク

(3月5日 ヤフオクD)
 能見に続いて、昨季の開幕投手も順調だ。今年3度目の実戦登板に臨んだ阪神先発・メッセンジャーは、最速148キロを計測した力のある直球にフォーク、スライダー、カーブを交え、3回2安打1失点。

 この日の投球に限っては「直球のスピードは良かったけど、狙ったところにコントロールできなかった」と反省の弁を並べながらも、全般的には「シーズンに向けて順調に調整できている」と満足げにうなずいた。

 目下3年連続2桁勝利を挙げている助っ投に死角は見当たらない。この日は「良い感じで投げられた」というフォークを決め球に選択し、登板回数を上回る4奪三振。昨季、リーグ最多となるシーズン183三振を奪った「セ界の奪三振王」は、今季も健在だ。

 3回2死無走者から9番・中村に“出合い頭”とも言うべきソロを被弾も、それ以外は危なげない投球を披露。見守った和田監督も「あの1球以外は言うことがない」と目を細めるばかり。「いい打線と対戦できてよかった。(直球の制球を)今後のブルペンで調整していきたい」。登板が有力視される開幕2カード目の4月1日・中日戦(京セラドーム)に向け、アクセルを踏み込んでいく。

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2014年3月6日のニュース