中日・浅尾 開幕絶望的 右肘張り悪化、打者と対戦いまだなし

[ 2014年3月6日 05:30 ]

ノースローで練習を切り上げ引き揚げる浅尾

 中日の浅尾拓也投手(29)の開幕メンバー入りが5日、絶望的となった。キャンプ中から右肘の張りを訴えていた右腕はこの日はキャッチボールも行わず、ナゴヤ球場室内練習場で軽めの調整後、名古屋市内の病院で検査を受けた。診断結果は6日に判明する見込みだが、度重なる調整遅れで長期離脱の可能性も出てきた。

 沖縄キャンプ中の2月20日、北谷球場で投球練習後、右肘の張りを訴え沖縄市内の病院で検査。その時は「異常なし」と診断されたが、同25日に予定されていたシート打撃登板を回避し、1軍では一人だけ打者との対戦がないままキャンプを終えた。今月2日にはナゴヤドームでフリー打撃に登板するも、わずか12球を投げたところで自らストップ。一進一退の調整過程だった。

 チーム関係者は「右肘の状態が良くない。この時期にこうだから(開幕は)しんどいでしょう」と話した。2011年には球団記録となる79試合に登板し、MVPに輝いた右腕。ただ、12、13年は右肩痛で思うような結果を残せなかった。球界屈指のセットアッパーに苦難の日々が続く。

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2014年3月6日のニュース