涌井 4・1西武戦デビュー濃厚に いきなり古巣と

[ 2014年3月5日 07:11 ]

<楽・ロ>楽天打線を相手に4回1失点と好投する涌井

オープン戦 ロッテ1―2楽天

(3月4日 倉敷)
 4回で48球とリズムのいい投球が光った。オープン戦初登板となったロッテ・涌井が無四球で4回1失点と投げきり「無駄な四球、無駄な走者も出さなかった。結果としては良かった」と振り返った。

 修正能力はさすがだ。新天地で初の対外試合となった2月23日の広島との練習試合(沖縄)では制球が安定せず3回4安打1失点。この日は打者14人に対して8人がストライク先行で、48球のうち30球がストライクだった。さらに伊東監督から「ねじ伏せる真っすぐが見たかった」と注文がついていたことで、2回にはジョーンズを速球で見逃し三振に仕留めるなど最速141キロながらストレート主体で攻めた。

 開幕投手は横浜高の1学年先輩・成瀬に決まったが、涌井の公式戦デビューについて、指揮官は「本人には伝えてある」。具体的な日時については明言を避けたが、本拠地開幕戦となる4月1日の西武戦が確実視される。いきなりの古巣との対戦。涌井自身もキャンプ中から「(西武戦で)投げたいという気持ちはある。中村さんとは対戦したいですね。打席に入ったら、笑っちゃうかもしれませんけど」と話してきた。

 次回登板は12日か13日の巨人戦(QVCマリン)。「まだ自分の中のイメージと投げているフォームが合っていない」。西武に「恩返し」する自身の開幕戦だけを見据えている。

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2014年3月5日のニュース