おかわり 開幕ピンチ 14日間連続バット振らず 左脇腹回復遅れる

[ 2014年3月5日 06:32 ]

左脇腹痛で別メニュー調整が続く西武・中村

 西武・中村剛也内野手(30)の28日開幕戦(対楽天、西武ドーム)出場が微妙な状況となっていることが4日、分かった。

 中村は宮崎県日南市での春季キャンプ中の2月18日、フリー打撃中に左脇腹に違和感を訴えた。同24日に宮崎市内の病院で精密検査を受けて異常は認められなかったが、その後も回復は進まず、4日に西武ドームで行われた全体練習でも別メニュー調整。14日間連続でバットを振っていない。

 中村自身は「全然、焦っていない。最悪でもオープン戦に5試合出ることができれば」と話し、開幕戦出場に向けて電気治療などで必死の回復に努めている。ただ、左脇腹痛はこれまでに経験したことがなく、復帰には慎重にならざるを得ない。首脳陣も当初、3月からの打撃練習再開を見込んでいたが、早くても今月中旬に下方修正。オープン戦への出場についても、袴田チーフコーチは「(最後の)4、5試合でも間に合えば…」とした。チームは5日からの中日2連戦に向けて名古屋へ移動したが、中村は帯同せず、埼玉県所沢市でリハビリを続ける。打撃練習が再開できるまでは2軍の練習にも参加しない。

 昨季は一昨年10月に左膝の手術を受けた影響で、復帰は9月までずれこみ、26試合の出場で4本塁打に終わった。それだけに「今年は開幕にしっかり合わせたい。今年はたぶん、めっちゃ打つと思う」と意気込んでいたが左脇腹痛は予想以上に長引いている。首脳陣も危機管理として「中村不在」の開幕を想定。これまでは中村の早期復帰を見越し、ピースを空けておく意味合いでオープン戦では森本を「4番・一塁」で起用してきたが、5日からは3番・秋山、4番・浅村で臨む。

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2014年3月5日のニュース