オリックス谷 左足甲疲労骨折の恐れ…1軍合流のメド立たず

[ 2014年3月4日 05:33 ]

オリックスの谷

 オリックス・谷佳知外野手(41)が開幕危機に立たされていることが3日に分かった。左足甲に腫れと痛みを訴えて先月28日に神戸市内の病院で検査を受けた結果、悪化すれば疲労骨折する恐れを指摘され、以降は別調整を強いられていることが判明。当初予定されていた、4日の1軍合流も見送られた。

 昨秋に巨人を自由契約となり、8年ぶりに古巣へ復帰した谷は今春キャンプは初日からB組(2軍)で入念な調整に努めてきた。1軍が宮古島を離れた先月21日には森脇監督自ら打撃投手を買って出るなど順調な調整が一度は確認されていただけに左足の異変は以降に起こったとみられる。

 先月26日に宮古島から戻った後に神戸市内の病院で検査。球団関係者によれば、「このままでは疲労骨折してしまう可能性があるので、いまは大事を取って様子を見ている状況」だという。

 オープン戦が本格化する4日から1軍に加わって開幕への実戦準備に入る当初計画は白紙。3日にほっともっとフィールド神戸に姿を見せた森脇監督も合流を見送る方針を明かした。「特別どこのケガということではない。こっち(1軍)へ来てプレーできるコンディションではない、ということ。少し先延ばしになる。そんなに大きなものではない」。ベテランの心情を思い、軽症を強調しつつも、現時点では合流予定が立っていないのが実情だ。

 プロ18年目の今季は入団時の背番号10を付け、残り79本に迫る通算2000安打の達成が注目を集めていた。経験豊富で本職の外野だけでなく一塁、DH、代打など期待される役割も幅広い。回復具合によって開幕に間に合わない場合は大きな痛手になる。

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2014年3月4日のニュース