“荒波代役”松本 2安打アピール!中畑監督「大合格点」

[ 2014年2月26日 05:30 ]

<広・D>初回無死、右中間二塁打を放つ松本

練習試合 DeNA6―6広島

(2月25日 コザしんきん)
 「1番・中堅」で先発出場したDeNA・松本が存在感を示した。初回にフェンス直撃の中越え二塁打、5回もカウント2ストライクから粘って6球目を右前打。2度とも本塁生還して負傷離脱した荒波の穴を埋める活躍に「意識するとおかしくなる。荒波さんが戻ってきたときに(勝負)だと思う」と充実の表情だった。

 「4番・投手」だった千葉経大付では3年夏の甲子園で東北のダルビッシュに投げ勝ち、外野手転向した早大でも通算打率・315。08年ドラフト1位で入団した。荒波に見劣りしない野球センスを持ちながら、プロ5年間伸び悩んだのは生真面目すぎる性格が原因だった。打てないと抜け殻のように沈み、翌日も気持ちが切り替えられなかった。だが、今年は違う。「結果は考えずやるべきことをやるだけ」と吹っ切れたようにキャンプから笑顔が増えた。

 中畑監督も「チームに流れをつくってくれた。大合格点。格好良かった」と絶賛。荒波の代役で収まるつもりはない。自主トレを共に行ったソフトバンク・内川も認める素材がプラス思考で中堅の定位置をつかみとる。

 ▼DeNA・進藤打撃コーチ兼作戦担当(松本について)結果を気にして小さくまとまるなと言っている。状態はずっと良いから続けてほしい。

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2014年2月26日のニュース