中田、140メートル弾「当てられたら困るから1球で仕留めた」

[ 2014年2月24日 05:57 ]

<日・D>4回2死一、三塁から3ランを放つ中田

オープン戦 日本ハム8-0DeNA

(2月23日 名護)
 日本ハム・中田の今季オープン戦1号は推定140メートル、東シナ海の砂浜まで飛んでいった。4回2死一、三塁から北方の外角直球をジャストミート。「風もあったけれど、久々に気持ちよかった」とバックスクリーン右の防球ネットを越え、場外にある舗装道路で弾んで転がっていった。

 最高級の集中力を発揮した。この回、陽岱鋼が左腕に死球を受けたのを見て「(北方の)球は荒れていた。(死球を)当てられたら困るから1球で仕留めた」と冗談を飛ばすが、その裏には確固たる意図もあった。「投手は制球に苦しんでいる。絶対に直球でストライクを取りにくると思っていた」。全てが完璧だった。

 これで実戦9試合で26打数10安打、打率・385。計3本塁打をマークしているが、18日の韓国・サムスン戦(名護)の左越えソロに続く2本目の場外アーチとなった。試合後の中田は身動きできないほどファンに囲まれた。「すみません、急いでいるので…」。そう言いながら30分間、サインをプレゼントするところも千両役者だった。

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2014年2月24日のニュース