オリドラ1吉田一 上々1回1失点 右肩張りで出遅れも随所に片りん

[ 2014年2月20日 05:30 ]

紅白戦で実戦初登板したオリックスドラフト1位・吉田一

オリックス紅白戦 白組0―8紅組

(2月19日 宮古島)
 金の卵が上々のデビューを飾った。オリックスのドラフト1位・吉田一将投手(24=JR東日本)が19日、紅白戦で実戦初登板。1回2安打1失点ながら、制球力など持ち味の片りんは随所に示した。

 断続的な降雨と宮古島特有の強風。悪条件下のマウンドでも冷静だった。「実戦で投げられたことが収穫。相手が味方なので、外角中心になりましたが、そこはしっかり投げられた」。6回1死二、三塁、打席のT―岡田に対し、フルカウントから外角直球で勝負。犠飛にはなったが、右飛に抑え、傷口は最小限にとどめた。最速138キロに「スピードはこんなものでしょう」。右肩の張りで実戦デビューが遅れていただけに、最初のステップとしては十分な内容だった。

 森脇監督も力を認めた上で「もう少し、踏むべきプロセスを踏めば、もっと球の精度は上がってくる」と期待を寄せる。「細かいことはたくさんありますが、投げ込むことで解消される」と吉田一。即戦力右腕はあくまでもシーズンに視線を向ける。

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2014年2月20日のニュース