オリ岸田 先発と中継ぎの二刀流プラン浮上 森脇監督マル秘プラン

[ 2014年2月15日 05:30 ]

フリー打撃に初登板したオリックス・岸田

 オリックスの岸田護投手(32)に“二刀流プラン”が浮上した。今季から先発転向の準備をさせているが、森脇監督が「キャンプインするときに話をした」と、先発と中継ぎの両方に対応できるように調整させていることを明かした。

 岸田は昨年のキャンプ中に、左太もも肉離れで離脱。先発転向予定だったが、その後馬原の離脱があり、シーズンは中継ぎで復帰した経緯がある。ただ、序盤戦は調整に苦しんでおり、指揮官は「先発の調整の中に、中継ぎのトレーニングを入れておけば、慌てることはない」と助言。どちらにしても1軍戦力が確実な岸田だけに、『専用の特別プラン』を練っているようだ。

 開幕ローテは通常先発6人を用意するが、日程的に余裕のある交流戦では先発は5人が濃厚。その際に岸田を中継ぎ起用すれば、佐藤達、馬原、平野佳という層の厚い救援陣がさらに堅固になる。「長いシーズンはいろんな事が起こる。チームとして一番結果が出る方法を考えている」とマル秘プランを温めている。

 岸田はこの日、フリー打撃に登板。縞田、安達に対して49球を投げ、安打性の当たりを3本に抑える好投を見せた。「何球か下と上のタイミングがあった」と上半身と下半身が連動した投球フォームに手応え。今後は実戦で調整を確認するが、ここまでは順調に進んでおり、オリックス躍進のキーマンになりそうだ。

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2014年2月15日のニュース