ゴメス 掛布DCをオマリー氏をペタペタ ご利益まるでビリケン様

[ 2014年2月14日 09:05 ]

ゴメス(左)とガッチリ握手を交わす掛布DC。中央はオマリー打撃コーチ補佐
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 阪神の新助っ人、ゴメスが13日、大阪・通天閣の「ビリケン」を知ってか知らずか…、偉大な猛虎の先輩2人から「ご利益」をもらった。和田阪神浮沈の鍵を握る4番候補。これで、大活躍は間違いなし!?といきたいところだ。

 宜野座ドーム内での一コマだった。練習開始前の円陣がとけると、導かれるようにゴメス、掛布DC、オマリー打撃コーチ補佐の3人が集結した。なにやら会話をかわすと、おもむろにゴメスが掛布DCを“お触り”してみせた。ただならぬ雰囲気が漂い始めたところで、新助っ人はオマリーにもタッチ…。周囲は謎に包まれたが、練習終了後に掛布DCが真相を明かした。

 「オマリーが“掛布を触ればホームランを打てるようになる”と言ったんだ。だから僕は“オマリーはヒットをたくさん打ったから触れよ”と返してね」

 ゴメスにとって、これほど心強い“良縁”はないだろう。掛布DCは現役時代に3度の本塁打王、1度の打点王に輝いている。オマリーも阪神在籍時の1993年に首位打者を獲得するなど、コンスタントにヒットを量産し続けた。新助っ人に求められる素養を「3冠」という形で持ち合わせた両雄。少しでもその恩恵にあずかることができるなら、お触りどころか、抱きつきたい感情が芽生えていても不思議ではない。

 当のゴメスが秘めたる思いを明かすことはなかったが、この日も室内でライナー性、あるいは角度ある打球を連発してみせた。室内のノックでも軽快な動きを披露。練習後の取材対応でも、順調さをにじませた。

 「体は動き始めている。外で早く打ちたい。楽しみだね」

 14日からはいよいよ屋外フリー打撃が解禁となる。ど派手な本塁打ショーも楽しみだが、一方ではマートン、メッセンジャーの同僚から情報収集も進めている。「パワーヒッターは外で打ち取る傾向がある、と聞いている。ただ、調子が良い時はどんな球でも打てるよ!」。そう言って会見を締めくくったG砲は、どこまでも頼もしかった。

 ▽ビリケン とんがり頭とつり上がった目が特徴の幸運の神様の像。足の裏をなでてあげると、願い事がかなうとされている。大阪の通天閣にあるものが有名。

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