楽天・松井裕 手応え51球 意識改革「上半身反る」から「胸張る」

[ 2014年2月14日 05:30 ]

久米島の同学年の女子高生からバレンタインのチョコレートをもらう松井裕

 久米島キャンプ打ち上げの日に、確かな成長の跡を見せた。楽天のドラフト1位・松井裕(桐光学園)が2日連続、今キャンプ9度目のブルペン入り。伸びのある直球を中心に51球を投じ、今後の実戦登板に向けて手応えをつかんだ。

 「久米島に来て一番いい球が投げられた」。キャンプ序盤から佐藤投手コーチに右足を上げた際に上半身が反ることを指摘されていた。そこで数日前から上半身を「反る」ではなく「胸を張る」意識に変更。上半身の反りも少なくなり、体重移動もスムーズになった。

 キャンプ総括で星野監督は絶対エース・田中が抜けた投手陣に「8割方は合格じゃない」と仕上がり具合に不満を漏らしたが、松井裕については「気疲れも含め、1年目にしてはうまく全てを出している。合格」。チームは14日に沖縄本島に移動し、金武町を拠点に実戦練習。松井裕も15日にはフリー打撃に登板予定で、「楽しみです。開幕1軍に残れるようにいいところをアピールしていきたい」と意欲的だった。

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