キヨシ待つわ「俺と北方の勝負」 背後通過の暴投も魅力十分

[ 2014年2月9日 08:39 ]

フリー打撃に登板した北方。右は川村投手コーチ

 DeNAの3年目右腕・北方が、大器の片りんを見せた。キャンプ初のフリー打撃に登板。打者2人に対し、44球中、安打性の当たりは4本に抑えた。

 「初めてにしては良かった。指に掛かってきた感じがする。ストライクの精度を上げていきたい」。最速146キロの直球で白崎から空振りを奪い、WBC韓国代表で招待選手として参加している姜正浩(カン・ジョンホ)からは、切れ味鋭いスライダーで空振りを奪った。

 課題は制球面。44球中、半分の22球はボール球。抜けたフォークが白崎の背後を通過して周囲のどよめきを誘うシーンもあった。それでも1軍未登板ながら今季の救世主として期待する中畑監督は「(1球ごとの)ギャップが激しいね。でもまとまってほしくない。優等生というのはいいものでない。どれだけ我慢できるか。俺と北方の勝負」と未完の大器の成長に懸けていた。

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2014年2月9日のニュース