森徹氏が死去 78歳、中日と早大の元4番打者 武道でも達人

[ 2014年2月6日 12:12 ]

中日選手時代の森徹氏=1960年3月

 プロ野球中日と早稲田大で4番を務め、全国野球振興会の理事長を務める森徹(もり・とおる)氏が6日午前8時52分、肝細胞がんのため東京都文京区の日本医大病院で死去した。78歳。旧満州(現中国東北部)生まれ。

 東京・早大学院高から早稲田大に進み、強打の4番打者として活躍。1958年に中日入りし、いきなり23本塁打を放った。2年目の59年には4番を打ち、31本塁打、87打点で2冠を獲得。新人だった58年から3年連続でベストナインに選出された。62年から大洋(現DeNA)で、66年から東京(現ロッテ)でプレーし、68年限りで引退した。通算成績は1177試合で971安打、189本塁打、585打点、2割5分1厘。オールスターゲーム出場5度。柔道、合気道、空手で6段を持ち、武道の達人としても知られた。

 引退後は野球評論家。マスターズリーグでもプレーした。94年設立の日本プロ野球OBクラブから社団法人として改組された全国野球振興会の役員で、2011年から理事長を務めていた。

 ▼葬儀・告別式 11日午前10時半から東京都荒川区町屋1の23の4、町屋斎場で。喪主は長男健(たけし)氏。通夜は10日午後6時から同所で。

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2014年2月6日のニュース