呉昇桓 「石直球」も!変化球も!7日初ブルペン 持ち球全て投げる

[ 2014年2月6日 08:24 ]

投内連係で軽快な動きを見せる呉昇桓

 “初陣”でいきなり変化球を解禁する。第1クール最終日の5日、新守護神候補の呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=サムスン)が、第2クール初日となる7日に予定されている初ブルペンで、持ち球全てを投じる考えを明かした。

 「最初から(全部)投げますよ。捕手も座らせます」

 右腕がうずいて仕方ないのだろう。キャンプインから5日。黙々とキャッチボールで調整を進めてきた。スライダー、完全習得を目指すカーブやツーシームも岩田を相手に多投。「新しい変化球をすぐに覚えるのは不可能なので」。地道に指先の感覚を確認している。

 ブルペンで投げたい衝動をグッと抑え、首脳陣と相談しながらのペースだった。

 いよいよベールを脱ぐ「石直球」。「毎日は投げない」と、第2クール中の連投は否定したものの「その次のクールくらいには連投もする」。球数に関しても「最初からは多く投げない。少しずつ増やす」。韓国最強ストッパーは、自身の体と相談しながら、開幕へ向け徐々にピッチを上げていく。

 「5日間練習したのは久しぶりだった。少し疲れているけど大丈夫。ここまで順調です」

 この日はサブグラウンドで一塁手との投内連係や挟殺プレーの練習に励んだ。練習の合間には笑顔も見られるようになり、ファンへのサインにも積極的に応じている。日本野球に順応し始めた呉昇桓の初ブルペンは、確実に大盛況となるだろう。セ・リーグ5球団の007はもちろん、報道陣、テレビカメラ、ファン…。それでも白球を握れば「石仏」に戻る。150キロを超える直球と多彩な変化球―。実戦さながらのブルペンが、もうすぐ見られる。

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2014年2月6日のニュース