オリックス 日替わり4番構想 候補はペタン、ペーニャ、糸井

[ 2014年1月31日 05:30 ]

熱心にティー打撃に取り組むペーニャ

 オリックスの森脇浩司監督(53)が「日替わり4番構想」を明かした。前日に新外国人のユニエスキー・ベタンコート内野手(32)の獲得を発表。

 補強が完了したことで指揮官は「新外国人(のベタンコート)が4番にフィットするのが一番だが、きょう決める必要はない。うちのタレントを考えて、何が一番点を取る確率が高くなるか考えたい」と打順はじっくり決めることを示唆した。

 これまで「新外国人が4番」と思い描いていただけに急な方針転換だが、マイナス面ばかりではない。「打順は固定できればベストだが、固定すると停滞することもある」と説明。昨年のチーム打率・2559、総得点513点はともにリーグワーストで、得点力アップのためにも日替わり打線に色気。96年にオリックスを日本一に導いた仰木彬監督のごとく、自由自在に動かす意向だ。不動の4番だった李大浩(イ・デホ)の抜けた穴は、ベタンコートにペーニャ、糸井を含めた複数の選択肢から決めることになる。

 明るい材料がペーニャだ。この日、宮古島での合同自主トレに参加し、今年初のフリー打撃を披露。糸井の14発を上回る20本の柵越えを放った。本人は「沖縄は初めて来たが、暖かくて体が動くからいいね」とご満悦で、早い仕上がりに期待できそうだ。森脇監督は「シーズン中にも、ペーニャの強烈な打球でたくさん驚きたい。糸井とともに持ち味を存分に発揮してほしい」と期待した。

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