阪神・榎田 世界一エキスもらった 上原からたっぷり吸収

[ 2014年1月25日 05:30 ]

榎田はレッドソックス・上原のTシャツを着てキャッチボールを行う

 世界一エキスで開幕ローテ入りだ。鳴尾浜で自主トレを続ける阪神・榎田大樹投手(27)が24日、1月上旬から続けていた古巣・東京ガスでの自主トレ中にワールドシリーズを制覇したレッドソックスの上原に“学んだ”ことを明かした。

 「一緒の空間にいるだけで勉強になる。トレーニングをしている姿を見るだけで。タイプも違うし、マネをするのは無理なんですけど…。(関係者から)上原さんは昨年11月中旬からキャッチボールもしていたと聞いた。あれだけ投げて活躍した人でもそうなんだと。すごさを感じました」

 世界の頂点に立った右腕は見ているだけで違った。上原は昨年10月末に世界一に輝き、月が変わった11月にすでに今季に向け始動していた。一緒にキャッチボールをする機会などはなかったものの「メジャー仕様というか、打点が高いというか。押さえ込みがすごい。キャッチボールしてても、すごく強いボールだった」と振り返った。

 「食事にも行こうと話してくださったんですけど、その時は行けなくて。頑張ってくれ、と言ってもらいました」

 2年目のオフから何度か古巣で会い、親交ができた。その出会いに榎田は感謝する。「美馬もいますし(松井)稼頭央さん(ともに楽天)もいる。東京ガスはボクのパワースポット」。上原から世界一、美馬、松井からは日本一のエキスを吸収した。この日、着用したのは「もらいました」と笑顔で明かした上原Tシャツ。背中に背負った「世界一の男」がひときわ輝いて見えた。

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