加藤豪将、吉本興業とマネジメント契約 イチも認めるヤ軍の有望株

[ 2014年1月22日 08:00 ]

吉本興業とマネジメント契約を結んだヤンキース・加藤

 昨年6月に行われた大リーグのドラフト会議でヤンキースに2巡目指名された加藤豪将(ごうすけ)内野手(19)が、吉本興業とマネジメント契約を結んだことが21日、分かった。

 これまでも多くの日本人選手をサポートしてきた吉本興業だが、10代の選手と契約するのは初めて。加藤はヤ軍内で若手有望株の筆頭に挙げられている逸材で、吉本興業の担当者は「将来性だけでなく、謙虚な姿勢や野球への向上心など人間性も素晴らしい。日本の野球少年に夢を与える選手なので、しっかりサポートしていきたい」と話した。

 加藤は1年目の昨季ルーキーリーグでプレーし、打率・310、6本塁打、25打点。二塁手として同リーグのベストナインに選ばれた。昨年12月には日本に4日間滞在し憧れのヤ軍・イチローと神戸で2日間の極秘自主トレを実施。シュアな打撃にイチローも称賛していたという。

 今季は1Aでのスタートが濃厚。球団は、今年6月に40歳となるジーターの後継者として遊撃手で起用するプランも持っている。昨年9月の秋季教育リーグで遊撃を守った加藤も「ショートができたらいい」と話していた。地元紙は「今季中に2Aもしくは3Aに昇格する可能性もある」と分析しており、15年のメジャー昇格を目指した足がかりの一年となる。

 ◆加藤 豪将(かとう・ごうすけ)1994年(平6)10月8日生まれ、東京都出身の19歳。00年に両親の仕事の関係で米国に移住。カリフォルニア州の名門ランチョ・バーナード高から昨年6月のドラフト会議でヤンキースに2巡目(全体66番目)指名された。1メートル88、82キロ。右投げ左打ち。

続きを表示

2014年1月22日のニュース