広島ドラ4西原 異例の打撃投手で99球「5割もいっていない」

[ 2014年1月22日 05:30 ]

12球団新人のトップを切って打撃投手を務めた広島のドラ4右腕・西原

 前代未聞だ。広島ドラフト4位の西原圭大投手(25=ニチダイ)が21日、12球団新人のトップを切って打撃投手を務めた。しかも、ブルペンにはまだ入っていない中での登板。前段階をすっ飛ばし、常識外れの“実戦練習”に挑んだ右腕は涼しい顔で言った。

 「打撃投手というほどの球は、まだ投げていないですけどね。手首だけ(で投げ)、(力は)5割もいっていないです」

 大野練習場での合同自主トレ終了後、ドラフト3位の田中(JR東日本)を相手に直球のみ、予定の50球を大きく超える99球の熱演。「最初なので抜ける球もあったけど、結構ストライクが入りましたね」と笑った。

 西原を含む新人5選手はこの日の午前中、近隣グラウンドで約80メートルの遠投を敢行。「指にいい感覚があったので、これはイケル…と」。ブルペン入り前の登板が異例なら、新人が自主トレ段階で打撃投手を務めるのも超異例と言っていい。

 「アマチュアでいろんな経験しているので、体も肩もできるのが早いんです」。ブルペン入りは25日を予定。超速仕上げの長所を生かしつつ、中継ぎで開幕1軍入りを目指す。

続きを表示

2014年1月22日のニュース