菅野 今季目標200イニング到達へ3カ条

[ 2014年1月19日 06:57 ]

握りや感触を確認しながらキャッチボールをする菅野

 爽やかに晴れ渡った青空のように、目標到達へのプランは明快だった。2年目の飛躍を期す巨人・菅野は、今季の目標として掲げる「200イニング登板」達成に向けた3条件をきっぱりと口にした。

 (1)球数を減らす

 昨季、10月17日の広島とのCSファイナルステージ第2戦(東京ドーム)では、109球でプロ初完封をマーク。しかし、レギュラーシーズンでの完投はわずか1試合に終わった。「救援陣が投げないことが必ずしもベストではないけど、毎回頼っていたら(200イニングに)到達できない」と球数を減らすことで、完投数を増やし、登板回数増へつなげるつもりだ。

 (2)中5日にも対応

 昨季は基本的に中6日で登板したが、川口投手総合コーチは今季の先発ローテーションを5人で回す可能性を示唆。楽天との日本シリーズ第6戦(Kスタ宮城)では中5日で先発し、田中に投げ勝ったが「思ったよりつらくなかった。チーム方針なので、それに合わせて調整するのが当たり前」と今季のレギュラーシーズンでも登板間隔を詰めることに意欲的だ。

 (3)打力向上

 打力を上げて接戦でも代打を出されないようにする。実際に10~12年に200イニングに到達した広島・前田は打撃にも定評があり、昨季は56打数10安打の打率・179。48打数4安打で打率・083だった菅野は、ミズノテクニクスのバット職人・久保田五十一(いそかず)氏に依頼し、バットも新調した。

 この日はジャイアンツ球場で約80メートルの遠投などで汗を流した。昨季は176イニングであと24イニング足りなかった。巨人では11年に沢村が200イニングに到達したが、昨季、セ・リーグで大台に到達した投手はいなかった。3つの誓いを実践し、高いハードルを乗り越える。

続きを表示

2014年1月19日のニュース