パイオニアに感謝 松井氏「野茂さんがいなければ…」

[ 2014年1月18日 05:30 ]

野球殿堂プレーヤー表彰

 大リーグ挑戦の先駆者として活躍した野茂氏の後に続いて海を渡った選手からは感謝の声が相次いだ。

 ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏は「明らかに言えるのは野茂さんがいなければ、その後のほとんどの選手は米国に行けなかったということ。そういう道すらいまだにできていなかったかもしれない」と指摘した。

 また、昨季ワールドシリーズ優勝を飾ったレッドソックスの上原も「野茂さんのおかげで僕らはメジャーでプレーができている。その感謝だけは忘れないようにしないといけない」と力説した。

 ▼BCリーグ信濃・大塚晶文監督(近鉄時代に野茂氏の背番号11を引き継ぎ、パドレス、レンジャーズで活躍)野茂さんがいたからこそ大リーグでプレーする夢が描きやすかった。

 ▼ロイヤルズ・青木 子供のころ、(故郷の)宮崎キャンプで浜辺を走っていた近鉄時代の野茂さんを追い掛けたことがある。憧れの人がメジャーに行って活躍されたのがうれしかった。

 ▼吉井理人氏(野茂氏と近鉄、メッツで同僚)95年に米国へ行ったときは、メジャーもストライキで野球人気が冷え込んでいた。そんな中でトルネード旋風を巻き起こして、人気を盛り返した。世界に日本球界のレベルの高さを知らしめたところが一番大きな貢献。

 ▼広島・野村監督 野茂さんとはアマチュア時代から交流があり、今でも臨時コーチを務めてもらったりしているので、非常にうれしく思います。これからも子供たちに夢を与える活躍を期待しています。

 ▼ドジャース・オマリー元球団会長 まさに殿堂にふさわしい。初めて会った1995年から、一流の打者に立ち向かうプロ意識と勇気に感嘆していた。パイオニアで、多くの選手がメジャーリーグへ挑戦する道を切り開いた。

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2014年1月18日のニュース