バレンティン容疑者 5万ドルで保釈、妻への接触制限が条件

[ 2014年1月16日 12:22 ]

保釈されたプロ野球ヤクルトの外野手、ウラディミール・バレンティン容疑者

 米国で妻への監禁と暴行の疑いで逮捕されたプロ野球ヤクルトの外野手、ウラディミール・バレンティン容疑者(29)は15日、フロリダ州マイアミ市の裁判所に出廷し、5万ドル(約525万円)の保釈金支払いと妻への接触制限を条件に保釈された。16日に記者会見を開く予定で「あした(話す)」と言い残して迎えの車に乗り込んだ。

 保釈後にマイアミに到着したヤクルトの奥村政之編成部国際担当次長は、同容疑者と会談する予定で「大変重く受け止めている。(留置施設から)出られたからいいというわけではない」と厳しい口調だった。事件を報じた新聞を持参し「日本で騒ぎになっていることを伝えたい」と話した。

 バレンティン容疑者は12日に離婚協議中の妻カーラさんの腕をつかみ、寝室に閉じ込めるなどしたとして逮捕された。

 ヤクルトは2月1日に春季キャンプを開始する。容疑者として海外渡航が制限される可能性があるが、弁護団はバレンティン容疑者の春季キャンプ参加のため、日本での実績をアピール。パスポートは裁判所が管理せず、弁護士が管理することを主張し、認められた。

 オランダ領キュラソー出身のバレンティン容疑者は、2011年にヤクルトに入団。昨季は60本塁打を放ち、王貞治(巨人)らの持つシーズン55本塁打のプロ野球記録を49年ぶりに更新した。(共同)

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