和田、森脇両監督 昨年V逸ザンゲ、そして日本シリーズ関西決戦誓う

[ 2014年1月15日 07:40 ]

スポニチ創刊65周年記念パーティーで握手、健闘を誓う阪神・和田監督(左)とオリックス・森脇監督

 阪神の和田豊監督(51)とオリックスの森脇浩司監督(53)が、日本シリーズでの再会を誓った。スポニチ創刊65周年パーティーのスペシャルインタビューで顔を合わせると、両監督ともに優勝を宣言。昨年はともにV逸のお隣2球団だが、最後はがっちり握手を交わして関西決戦を約束した。

 スポニチ本紙評論家である亀山つとむ、金本知憲両氏の先導で進んだインタビューは和やかに進んだ。和田、森脇両監督ともに昨年のV逸をざんげし、今季の優勝を宣言した。

 和田監督「昨年は歯がゆい思いをさせてしまったが、阪神ファンは2位では満足してくれない。今年こそ、スポニチの1面で優勝を書いていただけるように頑張ります」

 森脇監督「今年は目いっぱい戦い、優勝だけを目指します。必死になって戦いますので、オリックスにも力添えをたまわりますようお願いします」

 力強い言葉の後に、両監督がガッチリ握手で日本シリーズでの再会を約束すると、会場は大きな拍手で包まれた。

 希望ある新年だ。阪神は4番候補の新外国人ゴメスと、守護神の呉昇桓(オスンファン)を獲得。和田監督は「昨年、一番苦労した部分を球団に補強してもらった。ゴメスもやってくれると信じている。7、8、9回はベテランに任せることが多かったが、福原も1つ前でいける」と、手応えを口にした。

 オリックスも昨年のドラフトは大成功。社会人屈指と言われた吉田一(JR東日本)、東明(富士重工)の即戦力投手を獲得し、森脇監督は「近年にないほど素晴らしいドラフトだった。オリックスがいい歩みを続けるため、必要不可欠な人材。長いスパンでいい戦いができる」と自信に満ちた表情で語った。

 オリックスの問題は不動の4番だった李大浩がソフトバンクに流失し、いまだに新外国人を補強できていないこと。金本氏が「李大浩は去年、24本しかホームランを打っていませんから。森脇監督、大丈夫ですよね」と投げかけると、森脇監督が「きょう、西名球団社長から“外国人補強が遅れている”と聞きましたが、そのときはDHに金本さんをと思っています」と応じ、金本氏が「タイガースにもDHに新井という選手がいます」と重ねて笑いを誘った。

 「スター選手が少なくなっているが、いい試合を見せてほしい」という金本氏の呼び掛けに、最後は、両監督とも勝負師の目に変わり握手。秋には、関西を熱くする天王山を演出するつもりだ。

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2014年1月15日のニュース