大谷 7時15分の男だ 「定時起床」で二刀流成功への道

[ 2014年1月13日 06:47 ]

練習中に笑顔を見せる日本ハム・大谷

 「江頭2:50」ならぬ「大谷7:15」の襲名だ。日本ハム・大谷が「サラリーマン調整」で二刀流2年目に臨む。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを行い「今は毎朝、午前7時15分に起きています」と明かした。

 投手に重点が置かれる今季。大谷は昨年10月の宮崎でのフェニックス・リーグで中6日で3試合に先発し、計19イニングで2失点、防御率0・95と手応えをつかんだ。その一方で、なかなか抜けない疲労感を覚えた。そこで日本ハムグループの管理栄養士に疲労回復方法を相談。「睡眠時間を一定にするより、朝起きる時間を一定にした方が疲労回復に良いと聞きました」と、「定時起床」のアドバイスを受けた。

 体調を管理するには毎日同じ睡眠時間を取った方が効果的のように思えるが、実は疲労度によって、体が欲する睡眠時間は違う。デーゲーム、ナイターによって、体のリズムが変わるだけでなく、大谷の場合は投手、野手によっても疲労の大きさが変わってくる。実際、昨季は「眠い時もあった」という。

 起床方法はいたってシンプルだ。午前7時15分にセットした携帯電話のアラームで起きた後、朝風呂に入って目を覚ます。就寝時刻はバラバラでも同じ時刻に起きることで、体内時計が安定し、体に無駄なストレスがかからないという。昨年12月初めから実践し、その効果については「まだ試している段階」と言うが「シーズン中も続けていきたい」と話す。

 今季は中6日で先発ローテーションを回りながら、その間は3、4試合、野手としても出場することが目標。二刀流成功への道は毎朝の起床、「7時15分」から始まる。

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2014年1月13日のニュース