プロ注目148キロ右腕 京大・田中が始動「野球部の歴史変えたい」

[ 2014年1月7日 08:33 ]

京大の最速148キロ右腕・田中英祐

 阪神などが注目する京大の最速148キロ右腕・田中英祐投手(3年)が6日、京都市内の吉田グラウンドで本格始動した。「ことしは京大野球部の歴史を変えたい」と決意表明し、今春リーグ開幕節での勝ち点奪取を大目標に掲げた。

 昨秋の立命大戦では延長21回、計237球を投げ抜き、15奪三振、無失点の力投。昨秋は未勝利ながら初のベストナインも獲得した。就職、大学院進学、プロ野球と卒業後の進路は幅広く考えられるが、「(プロは)まったくないというわけではないです。春の成績も踏まえて考えたい」と含みを持たせた。

 この日は広島の鞘師スカウトが視察。「関西の大学生なら一番強いボールを投げる。(本人が)手を上げれば(ドラフト指名が)かかる存在」。工学部工業化学科に在籍。この日も生化学、量子化学、英語の授業を終えてからの練習だった。卒論を含め、残る単位は10。4回生では無機化学の研究室を希望している。

 高砂市出身で、両親は阪神ファン。白陵高出身は阪神の南球団社長の後輩になる。3月には阪神2軍との練習試合も控える。超秀才右腕の熱い1年が始まった。

続きを表示

2014年1月7日のニュース