阪神・岩貞 登場曲に同郷・石川さゆりの「天城越え」 

[ 2014年1月7日 05:30 ]

阪神・岩貞

 阪神のドラフト1位・岩貞祐太投手(22=横浜商大)が、登場曲に同じ熊本県出身の演歌歌手・石川さゆりの代表曲「天城越え」を使用するプランを口にした。

 登場曲は、気持ちを高めるなど精神面で大きな影響を及ぼすことは間違いない。好きな歌手を登場曲にする選手が多いが、石川さゆりとは同郷という縁もあって岩貞は「考えておきます」と乗り気。“熊本魂”を胸に登板となれば、さらに気持ちは高ぶるはず。

 球界では08年、マリナーズ時代のイチロー(ヤンキース)が打席登場時に同曲を使用したことがあり、まさに“イチ流”選曲となる。

 即戦力として期待される左腕。プロの舞台で待ち受けるどんな困難も乗り越えていく…。「天城越え」は男女の激しい恋愛を歌った歌詞で野球とは無関係に見えるが、イチローが使用したことで大きな話題となった。07年オフに紅白歌合戦をテレビで見ていたイチローが石川さゆりの熱唱する姿に感銘を受けたことが理由で、記録などいろんなものを乗り越えたい、という思いもあって選曲したと言われている。

 高校まで過ごした故郷には恩返しの思いも強く、一流選手になった暁には母校・必由館の練習場を改修する考えも披露している。岩貞と石川さゆりの“熊本タッグ”実現となれば大きな盛り上がりを見せるだろう。

 「開幕1軍が最大目標。1軍という舞台で投げなければ結果として付いてこないので」。聖地に響き渡る「天城越え」をバックに岩貞が1軍のマウンドへ向かう。

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2014年1月7日のニュース