阪神・歳内 開幕ローテ入りへ“江川、桑田の魔球”

[ 2014年1月5日 05:30 ]

 3年目の阪神・歳内が尼崎市内のグラウンドで始動し、今季の開幕ローテーション入りを誓った。今年成人式を迎える右腕は昨年11月、台湾ウインターリーグに参加した際、ドロンと落ちる縦カーブの習得に成功。かつて元巨人の江川卓、桑田真澄両氏も武器にした魔球で、混戦の先発争いを勝ち抜く構えだ。

 「目標は開幕ローテ入りです。そのためにやれることをやるしかない」

 昨オフは聖光学院時代を過ごした第二の故郷・福島県に戻り、当時から右腕の体を熟知する大高茂トレーナーと自主トレを敢行した。新人時代は1試合の先発、2年目の昨季も中継ぎで5試合投げただけ。まだ1年間シーズンを戦い抜いた経験がないため、基礎体力の強化も重点的に行った。スタンリッジ、久保の退団で千載一遇のチャンスが巡ってきた。かつて聖地を沸かせた「甲子園の申し子」。一気に先発の座をつかみにかかる。 

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2014年1月5日のニュース