阪神ルーキー梅野 大当たり444 “縁起よし”開運フィーバーや

[ 2014年1月4日 08:40 ]

中谷(手前)がカメラで撮影する中、ティー打撃をする梅野

 未来の正捕手が“シ・アワセ”始動だ。阪神ドラフト4位・梅野隆太郎捕手(22)が3日、福岡市内にある母校・福岡大の新グラウンドで自主トレを公開した。近年の選手では珍しく、練習始めと同時に屋外フリー打撃。マシンを相手に144スイングで安打性は64本。打率は・444。背番号44を背負う男が、いきなり縁起のいい数字を並べてみせた。

 「今年初めてでしたし、久しぶりに打ったので思うようにはいかなかった。仕上がりもまだ50%ぐらい。でも自分の形を崩さず調整します」

 風は冷たく、打球が詰まれば相当なしびれが両手に伝わる。だがそんなことはお構いなし。使い古し、重く、黒くなったボールをひたすらに叩き続けた。反発力は少ないため、両翼100メートル、中堅120メートルの柵を越えることはなかったが「何とか1球は放り込みたい!」と叫ぶほど全力スイング。ティー打撃と合わせると、計200スイング。新人とはいえ、3日からここまで振り込むのもまれだろう。

 「(12月)24、25日あたりから、ウエートトレーニングができていないのでちょっと心配ですね。でも毎日体幹トレーニングはやっている。新人合同自主トレには状態を70~80%に持っていって臨みたい」

 一つのモチベーションになるのが、3月4、5日のオープン戦、そして5月23、24日の交流戦で組まれている地元・博多でのソフトバンク戦だ。

 「自分のプレーを見てもらえる。そういう試合が近いうちにあるし、何とか1軍に残る」

 強気の梅野を後押しする、初日に出た「4」フィーバー。必ず幸運をヨンでくるはずだ。

続きを表示

2014年1月4日のニュース