阪神・西岡 茄子の初夢見た!先輩の農園訪問の効果?

[ 2014年1月3日 05:30 ]

泉州の水ナスの苗を手に今季への活躍を誓った阪神・西岡

 一富士、二鷹、三茄子(なすび)…。まさにV奪回へ吉兆だ! 阪神・西岡剛内野手(29)が、初夢に縁起のいい「茄子」が出てきたことを明かした。昨年12月には大阪桐蔭高の1学年先輩で親交が深い中出庸介さん(30)運営の「中出農園」を訪問し「泉州水ナス」にもふれ合っている。自身も2年契約最終年で勝負の1年となるだけに「茄子パワー」を借りて栄冠を目指す。

 いい1年にしたい―。誰もがそう思う新年の始まり。その年の吉凶を占う風習もあるという初夢に、西岡は何とも縁起のいいものが登場した。それは茄子だ。「なすびが夢に出てきた!!これって縁起がええんでしょ?」。「一富士二鷹三茄子」は初夢に見るものの中でも「めでたい」ものとされるだけに、思わず頬が緩んだ。

 験かつぎなどはしないタイプだが、今回の夢につながる可能性のあるアクションを実は起こしていた。大阪桐蔭の先輩で、今も交流のある中出氏と会うために12月中旬に大阪府貝塚市へと向かった。同氏は祖父が創業した「中出農園」を受け継ぎ、弟の達也氏らと「泉州水ナス」をつくっている。収穫期は2月下旬からで、今はまだ苗の状態だったがビニールハウス内で昔話に花を咲かせた。

 茄子は「縁起物」というだけではなく西岡の肉体にも絶妙の効果をもたらしていた。「僕はあまり茄子が好きではないけど、中出さんのところの茄子だけは食べられる。体温を下げてくれる効果もあるし、夏場のしんどい時期に夏バテ防止にもなる」と話した。体のケアには人一倍、気を使う背番号7。昨季も夏場の激戦後、深夜までトレーナーのマッサージを受けることが多々あった。体の負担を少しでも減らしたいと食べたのが「泉州水ナス」。実際、昨季の8月は打率・309と好成績を残している。

 昨年はチームの雰囲気を変え2位躍進の原動力の一人となったものの満足感はなし。それは打倒巨人を果たせなかったからにほかならない。「巨人は強い。総合的な力で言うと、ズバ抜けている。相手はチャンピオン。僕らはそこにぶつかっていくしかない」と常々、口にする。オフもFAで大竹や片岡を獲得するなど大型補強を重ね、さらに強さを増した難敵を下すには、西岡の昨季以上の働きが絶対に必要になる。

 自らにとってのパワースポットで茄子の成長を願い、元日から2日にかけての夢にもラッキーアイテムが出現した。強力な「茄子パワー」で、必ずや物事を「成す」1年にする。

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2014年1月3日のニュース