上原、張本氏に直接「喝」!「大御所ですけど言わせていただきます」

[ 2013年12月29日 09:44 ]

レッドソックスの上原浩治投手

 米大リーグ、レッドソックスの上原浩治投手(38)が29日、TBS系の特別番組「報道の日2013 サンデーモーニング年末スペシャル」にゲスト出演。共演した大先輩の張本勲氏(73)に“喝”を出した。

 上原はレッドソックスに移籍した今季、6月下旬に抑えを任されると27試合連続無失点など抜群の安定感を発揮。6年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。「最高の年でした」とポストシーズンを含め計86試合に登板したシーズンを振り返り、「やり切った?」との質問には「まだまだ目標はあります」。張本氏に一番良かった球種を問われると「真っ直ぐが自分の15年の中では結構良かった」と話した。

 新ポスティング・システムでのメジャー移籍を目指す楽天・田中将大投手(25)に話題が及ぶと「すごく楽しみ」としながらも、田中の獲得を目指す球団に「レッドソックスが入っていないのは寂しい」と苦笑い。「もちろん一緒にやりたい」と共闘を熱望した。メジャーの先輩としての助言を求められると「彼の方が上ですから何もアドバイスすることはない。逆にアドバイスがほしい」と笑わせながらも「契約次第で他の選手の妬みがあるかも」と経験者ならではのアドバイスを送った。

 コーナーの最後では今年1年の番組を振り返ったVTRが流れ、印象に残ったことを問われた上原は「金田(正一)さんと張本さんのアメリカに対しての喝ですね」。両氏は大リーグに対して厳しい意見が多いことで知られるが、上原は「落ちる球を投げとけば打ち取れるという発言に対して、僕は喝です。大御所ですけど言わせていただきます。考えて投げていますから、分かっていただきたい」と笑顔を見せながらもきっぱり。現役メジャーリーガーとしてのプライドをのぞかせると、張本氏もなごやかな表情で後輩の発言を見守っていた。

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2013年12月29日のニュース