マー君代理人決定 ジーターも顧客 ド軍、ヤ軍に太いパイプ

[ 2013年12月26日 05:30 ]

球団との会談で大リーグ移籍を容認され、報道陣の質問に答える楽天・田中

楽天・田中メジャー移籍容認

 楽天・田中の代理人をケーシー・クロース氏(50)が務めることが25日、決まった。田中は「選定はもちろんしています」と語るにとどめていたが、複数の候補者から絞り込まれ、ここに来て一本化された。ヤンキースのジーターらを顧客に持つ大物代理人で、日本人選手を担当するのは初めてとなる。

 クロース氏はジーターの代理人を21年間務め、01年2月には当時史上2位となる10年1億8900万ドル(当時約221億円)の超大型契約を成立させた。米スポーツサイトの「SBネーション」によるとヤ軍のテシェイラ、ドジャースのダブルエースであるカーショーとグリンキーの代理人も務めており、最大20球団とも言われる争奪戦で本命視されるヤ軍とド軍にも太いパイプを持つ。

 譲渡金が抑えられたことで田中の契約額は高騰するとみられ、複数の米メディアは6年1億ドル(約104億円)前後の超大型契約を予測。譲渡金と合わせて1億2000万ドル(約125億円)の攻防となる一大争奪戦で、過去に次々と大型契約をまとめてきた凄腕代理人の存在は頼もしい限りである。

 ミシガン大から86年ドラフト7巡目でヤンキースに指名されて入団。一度もメジャーには昇格できなかったが、マイナーでは3試合に登板し通算33本塁打を放った。投手兼外野手の二刀流選手としてプレーした経歴を持つクロース氏の、腕の見せどころである。

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2013年12月26日のニュース