小久保ジャパン 最強布陣で来年11月日米野球へ

[ 2013年12月24日 05:30 ]

福岡市内のホテルで侍ジャパンの強化会議に出席した小久保裕紀監督

 小久保裕紀監督(42)率いる侍ジャパンが来年11月に大リーグ選抜チームとの日米野球を行うことが23日、分かった。この日、福岡市内のホテルで行われた侍ジャパン事業委員会の会議で確認され、小久保監督も「来年11月に強化試合をやる。年1度は集まるようにしていきたい」と前向きに語った。

 日米野球は06年を最後に開催されていない。同年にWBCが始まったことも影響しているが、ここにきて復活の機運が高まっている。会議では、小久保監督が11月の強化試合の開催を要請。これを受け、沼沢正二事務局次長は「皆さんが想像される範囲の相手です。強化試合ですから、トップの選手にふさわしい相手」と示唆した。メジャーリーグの選抜チームが来日すれば、侍ジャパンにとってもこれ以上ない強化の相手となる。

 メジャーとの戦いには本気で臨む。指揮官は「本当のトップが集まる中、今回(台湾戦で)打てなかった中田が打ってくれると思う」と明言。日本ハム・中田の4番は変わらない方針だが、「次回の強化試合は年齢制限を取り払う。トップの選手を招集しようと思う」と、11月の台湾遠征で設けた26歳以下の制限は撤廃する。春季キャンプの視察は2度に分割し、2月上旬は台湾遠征の協力のお礼と、日米野球への協力要請。2月下旬は実戦形式の練習で新たな戦力を見定める予定だ。

 プロ中心のメンバー構成には間違いないが、会議ではアマ球界の年間行事も確認した。「自分のスケジュールと照らし合わせていきたい」。可能な限り、視野を広く見極めていく方針を示した。

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2013年12月24日のニュース