東浜に太鼓判「メジャーでも通用」 ウインターLで自信つかんだ

[ 2013年12月23日 09:36 ]

 プエルトリコのウインターリーグに参加していたソフトバンクの東浜巨投手(23)が帰国から一夜明けた22日、所属したカロリーナのウィリー・コラーゾ投手コーチ(34)に「メジャーで通用する」と太鼓判を押されたことを明かした。コラーゾコーチはブルージェイズ傘下のルーキーリーグで投手コーチを務めている。4勝、42奪三振でリーグトップ(22日現在)の成績を収めた東浜が2年目の飛躍に向け、自信をつかんだ。

 前日深夜に福岡へ戻ってきた東浜は、午前9時過ぎに西戸崎室内練習場に姿を見せた。約2カ月のウインターリーグでは8試合に先発し、チームトップの4勝とエース級の働き。一番の思い出に挙げたのは所属したカロリーナで選手兼任のコラーゾ投手コーチからの「べたぼれ事件」だった。

 「これからも君のことは見ていくから、連絡先を教えてくれと言われました。メジャーでも通用すると言ってくれた」

 コラーゾコーチは今季、ブルージェイズ傘下のルーキーリーグで投手コーチに就任。将来のメジャーリーガーを育てているコーチから無駄のない投球フォームや低めの制球力を絶賛された。東浜の投球はビデオに撮られ、カロリーナ投手陣の指導用の教材に使われた。ブルペンは背後に常に選手らの人だかりができたほど人気だったという。

 42奪三振も現時点でリーグトップの成績。東浜を「覚醒」させたのは、もう一人のコーチだ。ヤンキース傘下のルーキーリーグでコーチを務めるホセ・ロサド投手コーチだ。「ツーシーム、カーブ、チェンジアップの握りを教えてもらった。チェンジアップはまだ、練習中ですけど、カーブは三振を取れる球になった」。現役時代、メジャー通算37勝を挙げた左腕直伝の変化球。ウイニングショットの習得が目標だった東浜にとって、大きな収穫となった。

 即戦力と期待されながら、1年目は3勝に終わった。今オフ、ソフトバンクはウルフ、スタンリッジ、中田と他球団で実績を残した先発投手を次々に獲得。東浜は「メジャーでも通用する」というお墨付きを得て、ローテーション争いに勝ち残る。

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2013年12月23日のニュース