前オリ梶本 ラグビー7人制トライアウト参加「いい動き」

[ 2013年12月23日 05:30 ]

前オリックスの梶本勇介が吉田義人監督の前で、敏しょう性を計る切り返しのショートダッシュをし、足を滑らす

 ラグビー元日本代表WTBの吉田義人氏(44)が代表を務め、五輪種目となった7人制の選手育成を目的に設立したチーム「サムライセブン」が22日、都内で第1回トライアウトを開催した。

 16~36歳の43人が参加してスピード、アジリティー(敏しょう性)、体幹の強さを測るテストを受験。陸上、サッカー、アメリカンフットボールなど他競技からの挑戦も多く、吉田代表がNPBトライアウトで勧誘した前オリックスの梶本勇介内野手(30)も姿を見せた。

 梶本は「オフシーズンなので…」と言葉少なだったが、吉田代表は「いい動きをしていた。彼の挑戦は日本のスポーツ界にとって大きなターニングポイントになる」と歓迎。今秋の東都大学リーグ首位打者で丸紅入社が内定している青学大の渡辺友太郎内野手(21)は「受かったら会社に相談する。(測定で梶本に)負けたくなかった。五輪は出られればいいなという感じ」と話した。

 合格者は面接を経て来年2月に発表。選手には就職先としてチームの契約企業も紹介する。30人でスタート予定という吉田代表は「能力の高い選手が多かった。国内外の大会に参加して五輪選手を育てていきたい」と抱負を語った。

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2013年12月23日のニュース