来季から外野フェンス際のプレーにらビデオ判定を導入!

[ 2013年12月17日 05:30 ]

8月23日の中日―阪神戦(ナゴヤドーム)で阪神・マートンの打球に飛びつく右翼手・平田

 外野フェンス際のプレーに来季からビデオ判定を導入する方針が16日、決まった。12球団の実行委員会でセ・リーグが提案した。日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「細かいところで検討が必要」と話したが、パ・リーグも大筋で合意しており、議論を重ねて、来季からの導入を目指すことになった。

 これまでビデオ判定はセ・パ両リーグともアグリーメントで「ホームランか否かの判定に疑義が生じた場合に限る」と定めていた。外野フェンス際のプレーでは、今年8月23日の中日―阪神戦(ナゴヤドーム)で阪神・マートンのフェンスに当たったかに見えた打球が右翼手・平田の直接捕球と判定され、これに抗議した和田監督が退場処分となった。阪神の四藤慶一郎球団専務取締役は「今はファンも正しい判定というものを求めている。ビデオ判定の上で訂正してでも、正しく判定するというのが方向性だろう」と説明した。

 リプレー映像を使用するのは審判が判断した場合で、インフィールドのファウル判定には用いない。今後は各球場のビデオ機材の確認など詳細を詰め、開幕までに正式決定する。

 ◆実行委、その他の審議事項 (1)来年のセ・パ両リーグ理事長がDeNAの三原一晃球団取締役(45)とオリックスの村山良雄球団取締役(67)に決まった(2)統一球問題を調査した第三者委員会の提言を受け、組織改革を議論する小委員会のメンバーが巨人、阪神、オリックス、ソフトバンクの4球団に決定。

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2013年12月17日のニュース