糸井 移籍の原因“大リーグの話”一切なし 5千万円増残留

[ 2013年12月14日 05:30 ]

メジャーの思いを封印して契約更改したオリックスの糸井

 オリックスの糸井嘉男外野手(32)がほっともっとフィールド神戸で契約更改交渉に臨み、5000万円アップの2億5000万円(推定)プラス出来高払いでサインした。契約更改の済んでいない金子を除いて、チーム最高年俸となった。

 今年1月、大リーグ移籍を日本ハムで訴えたことが原因で電撃トレードされて話題になったが、今回は大リーグの話は一切なし。糸井は、その思いについて「このでっかい大胸筋の奥にしまっておきます。でっかい、ね」と、左胸をたたくしぐさで周囲を笑わせた。

 海外フリーエージェント(FA)権を取得できるのは最短でも17年シーズン中で36歳になる。「(FAでの移籍は)無理でしょ。何歳になると思っているの?」と、大リーグ願望が消えたわけではないが、来季についてはきっぱり封印。楽天・田中、広島・前田健と、球界で入札制度絡みの話題が尽きない中、「今は将来のことは考えず、監督を胴上げしたい」と、チームの原動力になることを誓った。

 そのためにも目標は「30発」。今季は17本塁打、33盗塁など個人記録で自己最高をマークしたが、「球団からは、もっと引っ張る存在になってほしい、と言われた。ホームランは満足してない」と意識が高い。すでに通常より100グラム重い240グラムの練習球を購入し、打撃練習を開始し、アーチ量産計画を実行している。推定110センチの胸囲がさらにふくらめば、鬼に金棒だ。

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2013年12月14日のニュース