カブスが和田獲り 編成担当が評価「メジャーで活躍できる」

[ 2013年12月13日 05:30 ]

オリオールズからFAになった和田

 オリオールズからFAになった和田毅投手(32)に、カブスがマイナー契約のメジャーキャンプ招待選手としてオファーを出したことが11日(日本時間12日)、分かった。ウインターミーティングの会場で、セオ・エプスタイン編成担当取締役が「シーズン後半はとても良かった。メジャーで活躍できる投手と判断した」と力説。自ら獲得に乗り出しており、カ軍関係者もオファーを出したことを認めた。

 和田は昨年5月に左肘を手術し、今年5月に実戦復帰。7月以降の10試合ではクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)が6回、無失点試合が3回、1失点が3回と本来の投球を取り戻した。オ軍では2年間でメジャー登板なしに終わり、複数球団が興味を示しているものの、カ軍が最も熱心にアタックを続けているとみられる。

 エプスタイン取締役はレッドソックスGM時代に松坂、岡島らを獲得しただけでなく、故障や不振で評価が下がった選手を獲得して復活させる手腕にも定評がある。カ軍の来季先発陣は4、5番手が不確定。カ軍入りが実現すれば、右肘手術から来年5~6月にもメジャー復帰予定の藤川との「松坂世代リレー」にも期待が高まる。

 ≪カブス先発陣は手薄≫カブスの先発陣は盤石にはほど遠い。エースのサマージャは今季初めて200イニングを超える213回2/3を投げたが8勝13敗。メジャー6年間で2桁勝利は一度もない。セオ・エプスタイン編成担当取締役は「来年の開幕投手はサマージャ」と明言したが、2年後にFAのため、トレードで放出する可能性もある。

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2013年12月13日のニュース